音域

07.08

8月30日に久しぶりで我がアイリスのライブをする事が決定し、目下練習中。しばらく空白があったので、メンバーは皆、ほとんどレパートリーの演奏を忘れている。そこで毎週土曜日は8時から、いつもの溜まり場の喫茶店に集まって、急きょ練習を開始した。あまり期間を置いてしまうと、本当に忘れてしまってやる気も起きなくなるので、バンドが消滅してしまうかもしれないーーと思う。私もしばらくぶりにレパートリーの歌を歌うので、ある程度歌える様になるまでに時間がかかった。しかし高音を連続して出し続けなければならないパートは、やはりいつも大変。なかなか息が続かない。「愛と欲望の日々」というサザンオールスターズの曲は、私の音域に合っているのではないかーーという事でレパートリーに加えた。確かに乗りが良くてライブでは聴衆受けするのだが、曲の音域が私の高音域の限界の少し下ぐらいを続けて出さなければならない。最初の内はなんとか声が続くのだが、最後の方になると息切れがして声が出なくなる。ようやく声を出している状態だ。とても人前で披露する様な出来にはならない。

そこで途中の音域の低い部分では、適当に力を抜いて声を出し、さびの部分だけに絞って大きな声を出すことにした。何とか形にはなりそうだけれど、これも少し練習を続けたから出来るようになったのだろう。以前のライブの時の歌い方をようやく思い出した。

それにしてもプロの歌手というのは凄いものだ。桑田君という人の実力が初めてわかった。プロとして生き残って活躍しているのは、当たり前だけどそれなりの実力があるからなんだ。

元来、私はロックの歌は歌わなかった。ビートルズもアニマルズもその他いろいろなバンドも、良いと思う曲はたくさんあるが、じぶんが歌ってみたいと思うような曲は無かった。それは音域だったり、曲の持つイメージや感情が自分の表現したいものと違っていたからだろう。だからロックは自分が歌うには相応しくないと思っている。

しかし、我がアイリスは出来立てで腕も悪いので難しい曲は出来ない。リズムが単調で速く、それで誤魔化す様な曲を優先して演奏するしかない。そうするとロックがメインになってくる。一般にロックの曲の音域は高い、私のヴォイス・トレーナーはオペラの歌手でバリトンを担当しているが、そのプロの彼でさえ、ビートルズの曲をカラオケで歌う時は、キーを下げて歌っているそうである。増してやアマチュアの人が歌うのは原曲のキーでは無理というもの。自分がコントロールできる音域で歌って、初めてその曲の持つイメージや感情を表現できるものだろう。精一杯の発声では無理である。

そこで、バンドのメンバーにも私が無理なく発声できる様に、曲のキーを下げて演奏してくれるようにーーと頼んでみたのだが、「難しい!」とか「大変だ!」等と言い、「少なくとも、6か月くらいは演奏出来る様になるまでに掛かるのじゃないでしようか?]とまで言われてしまった。しかし「これ以上無理して発声すると、声が出なくなって歌えなくなってしまいますよ!」とトレーナーには言われているので、しばらく我がバンドのライブは、またお休みーーという事になりそうだ。

 

 

 

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